【お正月】「お屠蘇(とそ)」と「お神酒(みき)」はなにが違う?美味しいお屠蘇レシピも紹介!

お正月の『お屠蘇』の秘密

もうすぐお正月。一年に一度せっかく親戚みんなが集まったし、『おせちと一緒にお屠蘇を飲む』という方も多いのではないでしょうか?

12月27日のある家庭の様子…

お母さん
お母さん

そろそろお正月も近いし、準備しなきゃ~。

お煮しめの材料と、栗きんとんとおもちと…

たろう
たろう

ぼくお雑煮のもち6こね!!!

お父さん
お父さん

よ~し、じゃあお父さんは8こだ!!

お母さん
お母さん

(張り合わなくていいよ…)

 あ!そうそう、お屠蘇の準備もしなきゃね~

お父さん
お父さん

あぁそうだな~お神酒も必要だな!

お母さん
お母さん

違うわよお父さん、お神酒じゃなくて『お屠蘇』

お父さん
お父さん

あ、そうか。ごめんごめん間違えた。

たろう
たろう

ねぇねぇ、『おとそ』と『おみき』ってなにが違うの?

お母さん
お母さん

そうねぇ

お父さん
お父さん

たしかに

お母さん
お母さん

なにが違うんだろう…?

 

こんなお父さん・お母さんのために、このページでは『お屠蘇とお神酒の違い』について解説していこうと思います!

結論:お屠蘇=薬用酒 お神酒=日本酒 です

さきに結論をお伝えすると、お屠蘇は『みりんや日本酒をベースに生薬を漬け込んだ薬用酒』お神酒は『神様にお供えするために用意された日本酒』です。

お屠蘇には『悪いものを追い払い、良いものを呼び寄せる』という意味があり、それをお正月にみんなで飲むことは『一年間の邪気を払い、今年の幸せと長寿を願う』ことになります。

一方、お神酒は文字どおり『神様のためのお酒』。古くから神様をまつる儀式の一番最初に、神前にお神酒をお供えします。終了後はお神酒が参列者みんなにふるまわれることも多く、お正月だけでなく一年を通して神事の際には用意されます。

お屠蘇をもっと詳しく:お屠蘇は実は養命酒とおなじ?!

お屠蘇って一年に一度しか登場しないし、なにでできているのかよく分からない人も多いのではないでしょうか?
じゃあみなさん『養命酒』っていう商品の名前は一度は聞いたことありますよね?私の中では滋養強壮といえば養命酒みたいなとこあります。(飲んだことないけど…)
実はこの養命酒とお屠蘇の中身がすごく似ているんです。
養命酒はみりんをベースにした液体に生薬の成分を溶かし込んだもの。みりん自体にも滋養強壮の効果があると言われているので(昔の人はみりん自体を飲んでいたみたい)、滋養強壮の2乗って感じでしょうか。
お屠蘇はベースがみりんだったり日本酒だったりしますが、お酒に生薬(屠蘇延命散(とそえんめいさん))を溶かして飲むのは養命酒とまったく一緒です。

お屠蘇はこどもから飲む!

ちなみにお屠蘇の飲み方にも意味が込められているのを知っていましたか?
お屠蘇はその場にいる『一番年齢が低い人から順番に高い人へ』まわし飲みをするのですが、それには「子供や若い人の生気(エネルギー)を年長者に渡していく」という意味があるそうです。もちろんお屠蘇にはアルコールが含まれているので子供はちょっと口をつけるぐらいでOK。
お屠蘇をみんなでまわし飲むという風習をみんなで楽しめたらそれで良いんです。

お神酒をもっと詳しく:あの口噛み酒もお神酒だった!

神社でのお祭りごとに行ったことがある人や、家に仏壇がある人はお神酒がお供えされているのを見たことがあるかもしれませんね。でも最近では『お神酒』と聞いてピンと来る人は少なくなってきてると思います。
そんな人でも『君の名は。』という映画のことは知っているのではないでしょうか?

wikipediaより
東京に暮らす少年・瀧(たき)と飛騨の山奥で暮らす少女・三葉(みつは)の身に起きた「入れ替わり」という謎の現象と、1200年ぶりに地球に接近するという架空の彗星「ティアマト彗星」をめぐる出来事を描く。

『君の名は。』の主人公のひとり三葉ちゃんは、代々神社を運営する家系に生まれたため作品中でも巫女さん姿で踊ったりするシーンがあります。
その中でも話題になったのが、三葉ちゃんと妹の四葉ちゃんが口の中でご飯を噛んでそれを容器に入れて保存する『口噛み酒』のシーン。
口に含んだものを長期間保存しておく衝撃や、本当に口噛み酒ってお酒になるの?というところばかりに目が向いてしまいがちですが…実はあれもれっきとした『お神酒』です。『君の名は。』に登場する口噛み酒は、実際に飲むものというよりは神様にお供えするものという意味で作られたものだったんですね。
神社での祭事の時にはお供えされたお神酒は参列者にふるまわれることも多いです。とくにお正月には初詣に行く人も多いので、御神酒のふるまいをしている神社も多くみられます。これがお神酒とお屠蘇が間違われやすい理由のひとつかもしれませんね。

『お屠蘇』と『お神酒』のちがいを整理

お屠蘇

*みりんや日本酒をベースに生薬を漬け込んだ『薬酒』

*家族みんなで今年の幸せを祈りながら飲む

*一年に一度、お正月に用意される

お神酒

*神様にお供えするために用意されるお酒(日本酒が多い)

*お正月だけでなく、神様を祀る時にはいつでも用意される

*初詣では、神社に行くとふるまわれていることも多い

みりんベースのお屠蘇の作り方

さいごにお屠蘇の作り方を紹介します。
ポイントは「ベースのみりん・日本酒にこだわること」
お屠蘇は日本酒で作るイメージが強いかもしれませんが、ここではせっかくなのでみりんをベースにした作り方を紹介しますね。

用意するもの

市販の屠蘇散
日本酒と本みりん
……合計300ml 程度
みりんは昔ながらの製法で作られる本みりんをお使いください。味わいがまったく違います。

作り方

1甘さと口当たりをみながら、お酒と本みりんをブレンドして調節してください。みりんオンリーのスィートでまろやかな味から、清酒オンリーのドライまで、お好みでどうぞ。
2市販の屠蘇散を浸します。
3放置すること7、8時間。
4薬効成分が溶け出すのを待ち、袋を取り出します。

*日本酒&みりんの量が多い場合は、屠蘇散を長めに浸してください。
*あまり長時間浸しすぎると濁ったり沈殿物ができる場合があります。
ほのかな薬草の香りとかすかな苦味が、新鮮な爽快感を感じさせるお屠蘇ができあがります。

 

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