お屠蘇と養命酒は一緒?!滋養強壮の秘密はみりんにあった!【効果・効能】

【飲むみりん】みりんカクテル

お正月に登場するものといえば、おせち、お雑煮、お屠蘇ですよね。

(えっ?食べるものばっかりじゃないかって? そうです、食いしん坊ですみません。)

 

たろう
たろう

ぼくもお正月大好きー!栗きんとんにかまぼこに~

あ、でもお屠蘇はあんまり好きじゃない…だって苦いんだもん。

お母さん
お母さん

お屠蘇は『たろうが今年も元気で過ごせますように』って願いながら飲むのよ

たろう
たろう

え~~じゃあお屠蘇にはぼくの身体を健康にするものが入ってるの?

お母さん
お母さん

ん~お母さんもそこまでは…

(たしかにお屠蘇ってどんな効果があるのかしら?)

 

たろうくん意外とするどい。笑

たしかにお屠蘇の味はお世辞にもあまり美味しいとは言えない味ですよね。どちらかというと薬っぽくて、にがい味がすると思います。

お屠蘇がにがいのはなんで?どんな効果があるの?じつはちゃんと理由があったんです。

 

お屠蘇はなにでできている?

お屠蘇にどんな効果があるか説明する前に、お屠蘇が一体なにからできているか知っていますか?

<お屠蘇は2つのものからできている>
・ベースとなるみりんや日本酒などのお酒
屠蘇散

お屠蘇はみりんや日本酒をベースにしたお酒に『屠蘇散』という漢方のようなものを加えて作られます。

この屠蘇散というのは簡単にいうと漢方に使われる生薬のことで、人間が作った薬ではなく自然に生えた野草などを乾燥して作られるものです。

 

たとえば屠蘇散の中によく使われている生薬の中に山椒(さんしょう)があります。

みなさん山椒はご存知ですよね?うなぎの蒲焼を食べる時には欠かせない、あの『山椒』です。

(完全に余談ですが、私は山椒が大好きです。うなぎの蒲焼にかけると、うなぎの旨みに合わさって山椒の鼻からぬける香りがたまりませんよね…!)

 

山椒は調味料として超有能ですが、じつは中に含まれる成分が私たちの消化管運動を活発にしたり、鎮痛、抗菌作用があると言われていたりします。

生薬や漢方というとなじみがないですが、意外と私たちの身近にあるものが屠蘇散の中には含まれているんですね。

 

▽ 屠蘇散の中身についてもっと詳しく知りたい方はこちら ▽

お屠蘇の中身ってなに?効能や意味をまるっと解説!

 

6種類かそれ以上の生薬が含まれている屠蘇散をみりんや日本酒などのお酒のベースに漬けると、生薬の成分がじんわりとお酒にもしみだしてお屠蘇が出来上がります。

お屠蘇に薬酒のような苦みがある理由、なんとなくお分りいただけたでしょうか?

 

▽ オススメのお屠蘇レシピはこちらで紹介しています ▽

【お正月】「お屠蘇(とそ)」と「お神酒(みき)」はなにが違う?美味しいお屠蘇レシピも紹介!

 

お屠蘇の効果は生薬のチカラだけじゃない!

じつは屠蘇散だけではなくベースに使われるみりんや日本酒にも身体に良い効果があります。特にみりんは滋養強壮に効くお酒として江戸時代の人には親しまれていたとのこと。

ここではお屠蘇の効果を屠蘇散とみりんに分けて説明していきたいと思います!

屠蘇散の効果

1カラダの炎症を抑える、鎮痛作用

山椒(サンショウ)、桔梗(キキョウ)、肉桂(ニッケイ)、防風(ボウフウ)、陳皮(チンピ)など屠蘇散によく含まれている漢方の多くが私たちのカラダの炎症を抑える効果をもっているとされています。

2胃腸の働きをととのえる

白朮(ビャクジュツ)、山椒(サンショウ)、陳皮(チンピ)には胃腸の働きを正常にしてくれる働きがあると言われています。疲れた胃を整えて食欲を元に戻してくれます。

お正月はついつい食べ過ぎてしまうことも多いので、とても理にかなっていますね。笑

3カラダの中の水分量を正常に保つ

白朮(ビャクジュツ)、肉桂(ニッケイ)、防風(ボウフウ)には発汗を促し、体内の水分の働きを正常に整える働きがあると言われています。

人間の体の約60%は水分で構成されており、必要な栄養素を運ぶのにも老廃物を排出するのにもかならず必要になるのが水分です。

 

みりんの効果

1血流を良くし、リラックス効果がある

適度な量のアルコールは体の血の巡りを良くすることが知られています。また、精神的にもストレスを緩和してリラックス効果があることがわかっています。

もちろん飲み過ぎは良くありませんが、お酒を全く飲まない人よりも適量のお酒を飲む人の方が死亡率が低いことがデータで明らかとなっています。(公益社団法人アルコール健康医学協会ホームページより

2抗酸化作用

抗酸化力を持つ食べ物として代表的な食べ物といえば、ポリフェノールを多く含む『ワイン』は皆さんなんとなく聞いたことがあるのではないでしょうか?実はワインと同様、みりんにも抗酸化作用があるとして近年研究が進められているんです。

3血圧上昇抑制作用

生活習慣病のひとつである『高血圧症』、できるかぎり病気になる前に予防したいですよね。実は、高血圧症の患者さんに使用される薬の原理と同じ作用を本みりんが持っていることが報告されています。
じつは一個前に紹介した抗酸化作用と血圧上昇抑制作用はどちらも、みりんの色の成分(メラノイジン)の効果だと考えられています。みりんはただ茶色いだけじゃないんです。

 

屠蘇散だけではなくみりんも身体に良い効果をいろいろ持っているんですね。
江戸時代の方はもちろんみりんにどんな成分が入っているかなんて知らなかったと思いますが、みりんを滋養強壮酒として飲んでいたのはとても理にかなっています。先人のチカラはすごいですね!

 

お屠蘇の中身はあの『養命酒』にそっくり?!

みなさん『養命酒』って聞いたことありますか?CMなどで一度は見たことある方も多いのではないでしょうか。滋養強壮に効果があり飲んで身体を整えるものなので、薬などよりは自然な感じがしますよね。

じつはこの養命酒の中身はお屠蘇ととてもよく似ているんです。実際に養命酒のHPを見て中身を確認してみると、みりんをベースにしたアルコールの液体に14種類の生薬を混ぜ合わせて作られていることがわかります。

養命酒の効能としては胃腸虚弱 、食欲不振、血色不良、冷え症、肉体疲労、虚弱体質、病中病後の時の滋養強壮剤として使えることが書かれていますね。

▷▷▷養命酒HP

 

お屠蘇ってただただ苦いものと思われがちですが、養命酒に似たものだと思うとちょっとイメージが変わりますね。身体に良いものと思えばお屠蘇が苦いのも納得!…とまではいかないかもしれませんが(笑)ちょっとは飲みやすく感じるのではないでしょうか?

 

お屠蘇の効能をもう一度まとめ

*屠蘇散から考えられる効果
鎮痛作用、胃腸の働きをととのえる、カラダの中の水分量を正常に保つ
*みりんから考えられる効果
血行改善、リラックス効果、抗酸化作用、血圧上昇抑制作用
*養命酒から考えられる効果
胃腸虚弱 、食欲不振、血色不良、冷え症、肉体疲労、虚弱体質、病中病後を改善する

 

お屠蘇は一年に一度のものですが、みりんは食卓にかかせない調味料。
健康は日々の食生活から成り立っていますが「毎日オーガニックの野菜を買うのは大変…」という方にはまず調味料を変えるのがオススメです!

▽ 美味しい本格本みりんを知りたい方はコチラ ▽

【初心者〜プロまで◎】料理を100倍美味しくする!本格本みりんオススメまとめ

 

お正月用にちょっと良いみりんを買っておけば『お屠蘇・お煮しめ・年越しそば』に使えて一石三鳥な上に、お正月が過ぎた後も普段の料理のクォリティーをあげてくれますよ。美味しい調味料は主婦の味方!

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